@article{oai:nakamura-u.repo.nii.ac.jp:00000540, author = {内山, 文昭 and 治京, 玉記 and 竹田, 亮介 and 緒方, みさと}, issue = {7}, journal = {中村学園大学 薬膳科学研究所研究紀要, Proceedings of PAMD Institute of Nakamura Gakuen University}, month = {Sep}, note = {(要約) ●民族薬理学的な関連性  マカ(Lepidium meyenii )は多産を支える食材としてアンデス地域で伝統的に用いられている。 ●研究目的  本研究は性周期の発情前期でのマカの血清中の下垂体ホルモン濃度への影響について雌ラットを用いて調べた。 ●材料と方法  マカ粉末は学名Lepidium meyenii Walp の塊茎から調製した。マカの塊茎はペルーのフニンの高原で採取、乾燥、粉砕されたものを(株)ヤマノYamano del PerúSAC より入手した。マカ粉末はケミカルプロファイリングおよび植物分類学的方法で同定した。ラット動物実験ではSprague-Dawley ラットを用い、コントロール群には通常飼育で用いられる餌 (CE2) を、テスト群ではCE2にマカ粉末を各々5%、25%、50% 含有させた餌を自由摂餌させて7週間飼育した。ラットの性周期をモニターし、発情前期の18時に断頭採血を行い、血清を採取した。血清中の下垂体ホルモン濃度は酵素結合免疫吸着法を用いて測定した ●結果  両群ラット間での摂餌量、体重において6週齢以降で有意差は認められなかった。50% マカ含有の餌を与えたラット群は、性周期の発情前期においてコントロール群のラットに比べて黄体形成ホルモン(LH)血中濃度が4.5倍(P < 0.01)、卵胞刺激ホルモン(FSH)では19倍(P < 0.01)に上昇した。LH およびFSH を産生する下垂体機能において、その他の下垂体ホルモンである成長ホルモン、プロラクチン、副腎皮質刺激ホルモン、甲状腺刺激ホルモンでは有意差は認められなかった。さらに、LH 血中濃度は3~30 g マカ/kg のマカ摂餌量において用量依存的な上昇した。 ●結論  本研究で、雌ラットの性周期の発情前期のLH サージのタイミングにおいて、マカはLH 血中濃度を特異的に上昇させること、そして、その作用は薬理学的かつ用量依存的作用であることを証明した。これらの結果は、多産を促進する伝統的なマカの使用を支持し、その作用にLH が関与する分子メカニズムの可能性が示唆された。}, pages = {1--8}, title = {マカ(Lepidium meyenii )は雌ラットにおいて黄体形成ホルモンサージを亢進する}, year = {2014}, yomi = {ウチヤマ, フミアキ and ジキョウ, タマキ and タケダ, リョウスケ and オガタ, ミサト} }